蝶形骨を整える
「頭が重いんです」
そう言われた患者さんの頭に触れたとき、
右側の奥にほとんど動かない硬さを感じました。
場所は蝶形骨。

頭蓋骨の丁度中心にあり、12個もの骨と連結し、
視神経や顎の神経、さまざまな神経の通り道にも
なっている骨です。
さらに中央のくぼみでは、ホルモン分泌を司る
脳下垂体を支えています。
この骨の動きが偏ると、頭痛や眼精疲労、耳鳴り、
倦怠感、ホルモンバランスや自律神経の乱れなど、
一見関係なさそうな不調が現れることがあります。
この方の場合も、主訴は頭の重さでしたが、
体が一番訴えていたのはこの蝶形骨の硬さでした。
右側の動きをゆっくりと解放し、左右のバランスが
整ってくると、
「視界が広がった感じがします」
そう言われ、帰るころには頭の重さも軽減して
いました。
鼻の通りがよくなったり、体のだるさが抜けたり
することもあります。
痛い場所ではなく、
体が本当に整えてほしい場所に触れる。
それが当院の施術の視点です。
不調が続いている方は、
蝶形骨という“体の中心”に目を向けてみるのも
一つの方法かもしれません。
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